Life in Portland
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Life in Portland

Portland (ポートランド)に生きる人々

 

美しい色の街。

街と町の共存。

本当の豊かさ(abundant)。

 

 

 

 

アメリカ オレゴン州 ポートランド。
今アメリカ中からおもしろいこと、新しい生き方を求めて、
若者が集まってきている注目の街。

 

季節によって様々なカラーをみせる街。

 

街路樹の色とりどりの落ち葉。
秋の空の色。
川の色、雲の色。
そして、独特な雰囲気。
町にはリスが走り回り….。
少しひんやりとした空気と、
町の木々、動物たち。
かわいらしいお家の様々なカラー。
お家の前に縦列駐車された車たちの、
個性的な色あいが街の色を鮮やかにしていた。

 

この街の人たちは、
“どうぞの精神”が常にあり、
余裕があり、急いでいない。

 

道路を横断する時も、
車の人たちはゆっくり止まって、
笑顔でどうぞ。
トラムの中でも子連れでいたら笑顔でどうぞ。

もちろん十人十色。

みんながそうであるということではないが、

街の中には焦ってパタパタと歩いている人は、
あまり見かけず街全体の雰囲気は、
のんびりと余裕のある感じだった。

 

 

 

なんだか電車を一本遅らせて、
ベンチで座っているひとと、
話してみたくなるようなゆる〜い空気。

 

日本の常識を重んじて生きている人は、
カルチャーショックを受けるだろう。

焦ってイライラすることのない街は心地よい。

 

アメリカのサスティナブルの最先端。
物質主義、競争社会から、
いち抜けた〜!の若者たちが、
人生を自分のペースで楽しんでいる場所。

 

旅行客でも街の人たちと笑顔を交わすことも多い。

アメリカでは田舎と言われる場所だけど…。

 

自然と都会のバランスがちょうどいい。
自然の中で眠り時々都会の町に行き、
ショッピングをしたり、
都会の最先端の文化に触れる。

 

都会に疲れたら、川辺に寝転んでひと休み。

街の中にもひと息つける場所がたくさんある。

自然と街のバランスが絶妙。
面白いことをやる若者が集まる街で、
ブレックファーストが美味しくて人々の笑顔が魅力的。

この街を歩いていると、
未来を感じる建物や乗り物に出会い、
どこか未来都市のような不思議な感覚を覚えたり、

また逆に街の中で生き生きと伸びている植物や、
風に揺られる木々ゆるやかな風と共に流れる自然の優しい音が、
私たち人間を優しく癒してくれるおもしろいバランスを感じた。

 

自然とテクノロジーのバランス。

やはり人間が生きていくには、
この”バランス”がとても大切なのではないかと、
この街を訪れて深く感じたことだった。

働いている人たちも、そう。

お昼休憩にトラムで町に降りて来たお医者さんたち。
自転車を貸してくれた自転車屋のお姉さん。
マーケットでハンドメイドの木の食器を売っているお兄さんも、
フードカートのお兄さんも、
本屋の店員さんも、
みんなみんな、
お金のために働いているだけ……そんな風には決して見えなかった。

 

みんな楽しんで働いていた。

みんな今を楽しんでいた。

人は過去や未来へ思考がとらわれると、
今が見えなくなる。

不安 恐れ 心配 …..そんな感情に囚われ生きると、
今この瞬間を生きることが出来なくなる。

お金や地位や名誉のためや、
自分たちの物質的な価値観のために、
働くこと、生きること…..。

 

 

 

 

人間は果たしてそんなことのために、
この世に生まれてきたのだろうか…。

そんなことを考えるキッカケをくれた街。

ポートランドの街がみせてくれたもの。
それは何にも囚われすぎないからこそ、
出来る余裕のある暮らし。

人々の笑顔がそんなことを教えてくれた。

囚われすぎることなく…..。

バランス。

すべてはバランス。

心地よく生きるバランス。

そんなことを教えてくれる街。

 

 

 

written by ui