Taiwan Craft Beer
近年日本でも認知され始めた”クラフトビール”。
クラフトビールとは、
小規模な醸造所がつくる多様で個性的なビールのこと。
ブリュワーのセンスで造られた多種多様なスタイルを持ったビールたち。
小規模のタンクで作るから醸造家も色々な味を冒険して作ることができる。
一期一会で出会うビール。それがクラフトビール。
急成長を遂げている台湾にもクラフトビールの波は来ていて、
日本やアメリカとは違った個性的なビールを飲むことが出来る。
掌門精釀
掌門は「功夫(カンフー)」の師匠という意味らしく、
とても台湾らしいネーミング。
このお店は2016年のオーストラリアン・インターナショナル・ビア・アワード(AIBA)で受賞した。
台湾クラフトビール業界の実力派のブルワリー。
創業メンバーは、ビール業界とは全く関係ない仕事をしていたそうだ。
けれど、”ビールを作るのが楽しいから”という理由で起業した。
クラフトビールは、誰でも始められる。そんなフランクさがとても素敵だ。
▲hoppy lager(暑い台湾にピッタリのホップの効いたラガービール)
お店はシンプルでシックな内装。
日本のクラフトビールのお店とはまた違う雰囲気。
おひとりさまでも気軽に入れるようなオープンな感じ。
常に新しいビールを作り続けお店のタップに繋がれる。
人気のビールはあっという間に売り切れちゃうことも。
▲honey Ale(ほんのりとハチミツの香りがする飲みやすいビール)
お店に来るお客さんも多種多様で、
地元の家族連れや、観光客、会社帰りの人。
色々な人が美味しいビールを飲みにやってくる。
その日に繋がっているビールはカウンターの上に掲示されている。
どんなビールが飲みたいかわからなければ店員さんに「What do you recommend?」と聞けば教えてくれる。
ここの店員さんは台湾語と英語のバイリンガルなので日本人観光客にも優しく接してくれる。
▲rye IPA(少しほろ苦く、柑橘系の香りのするIPA)
何より印象的だったのがスタッフ全員とても楽しそうに仕事をしていたことだ。
オープンな感じのお店は活気があってとても楽しい。
アジアな感じもあるが欧米の文化も混ざったようなとても素敵なBrew Pub。
掌門精釀啤酒永康店
住所:No. 10號, Lane 4, Yongkang Street, Da’an District, Taipei City, 台湾 106
web:http://www.zhangmen.co/
SUNMAI BAR
台湾に数あるクラフトビールの中でも有名なのが『SUNMAI (金色三麦)』
SUNMAIは台湾で初めて登録された民間のブルワリー。
その歴史は古く、酒製造業が民間企業に2002年に解放されたのち、
2003年にブルワリー免許を取得した台湾クラフトビールでは最も歴史のある醸造所となる。
直営のレストランやカフェも運営していて、普通に台湾のセブンイレブンなどでも取り扱いがあるので台湾クラフトビールで知らない人はいないくらい有名。
直営で飲めるところで有名なのは「桃園国際空港第一ターミナル店」
ここは飛行機の乗る直前にあるので台湾から帰る直前まで美味しいクラフトビールを堪能し飛行機に乗ることができる。
もちろんタップに繋がれていないビールは瓶ビールとしても売られているので季節限定のビールなどを頼むのもオススメ。
SUNMAIのオススメは一年に28日間しか取ることができないとても貴重な蜂蜜「龍眼蜂蜜」を使った。
『HONEY LAGER』
ライ麦麦芽を使用し苦みがなく飲みやすい『RYE IPA (雷鬼IPA)』などなど。
1度の台湾旅行では飲みきれないくらいの種類のビールがある。
SUNMAI BAR 桃園国際空港第一ターミナル店
住所:337 台湾 Taoyuan City, Dayuan District, Hangzhan S Rd, 9號第一航廈
web:sunmai.com
日本にも負けないくらい多くのクラフトビールがある台湾。
アジアっぽさと欧米っぽさのハイブリッドな台湾はクラフトビールも独自に進化していると感じられた。
暑い気候の台湾で飲むクラフトビール。
旅のお供には最高だ。
written by Remio